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運営方針

デンマーク牧場福祉会の理念に基づきディアコニアの運営方針があります。
また、お一人おひとりを大切にするため、毎年度ケア方針を示し、職員はそれに基づき働きます。

デンマーク牧場福祉会理念
「目の前にいる一人ひとりは、神に愛される人として大切にされるいのちである」

ディアコニアの職員用通用口の近くにある定礎には、「傷ついた葦を折ることなく」と書かれています。これは聖書の以下の言葉からです。

「見よ、わたしの僕、わたしが支える者を。わたしが選び、喜び迎える者を。 彼の上にわたしの霊はおかれ、彼は国々の裁きを導き出す。彼は叫ばず、呼ばわらず、声を巷に響かせない。 傷ついた葦を折ることなく、暗くなってゆく灯心を消すことなく、裁きを導き出して、確かなものとする。」

イザヤ書 42章1-4節

聖書では、人間をはかない葦にたとえ、その一本一本に神様は大切に目を留めてくださることを教えています。傷ついた葦は古代、利用されることのないまま見過ごされていましたが、神様は傷ついた葦を折るのではなく癒し、その存在を尊いものとしてくださいます。また、「暗くなってゆく灯心を消すことなく」とは、人々の先行きに不安ではなく希望を与えてくださることを示しています。ディアコニアはこの聖書の言葉から、目の前にいるお一人おひとりが、神様に愛されている尊い存在であることを理念としています。

ディアコニア運営理念
「今、目の前におられるお一人おひとりを大切にします」

【1】「今」とは
「今」とは、時間としての「今」であり、気持ちの上での「今」です。待たせることも、後回しにすることもできないのが福祉です。しかし、やむを得ない事情で、すぐに応えられない場合には、理由を伝え、理解を得て待っていただくこともあります。誠意ある対応が信頼に結びつきます。

【2】「目の前におられる」とは
福祉に携わるのは私自身であり主体的に行動します。「目の前におられる」は自分自身と面と向かっていることだけではなく、いつも「心にかけている」という意味です。私たちはいくら努力しても「相手の身」になることはできません。しかし、お互いの心が通い合うことにより「相手の身」に近づくことはできます。

【3】「お一人おひとり」とは
私と私の前にいる人は、一対一の関係で、その関係は入居者、利用者の人数だけあります。私の前の人は「私」を必要とする特定の「人」であり、「私」にとっても必要とする特定の「人」なのです。具体的に手を差し延べるのは、私の前にいる「その人」です。また、その人を理解し信頼関係が築かれることによって、より良い介護サービスを提供できます。私の前にいるその人の歩んできた人生のすべてであり、身体も、精神も、家族も、病気も、今も、過去も、未来も含めます。

【4】「大切にします。」とは
自分が大切にされることは、本当にうれしいことです。人格を尊重し、大切にされて生きることは大きな喜びです。その人をありのままに受けとめ、慈しみ、包みこむよう気持ちで関わっていくことの意味をこめて「大切」という言葉を使っています。

デンマーク牧場福祉会 法人理念

目の前にいるお一人おひとりが、神様に愛されている尊い存在である

ディアコニアの運営方針

今、目の前におられるお一人おひとりを大切にします

行動指針

  • ディアコニアはお一人おひとりが、その人らしく安心して笑顔で暮らすことのできる施設を目指します
  • ディアコニアは地域とのつながりに感謝し、開かれた明るい施設を目指します
  • 全ての職員はそれぞれが持つ賜物(良さ・能力)を尊重し連携して入居者、利用者の生活の向上に努めます
  • 全ての職員は高齢者福祉のプロとして自己研鑚に努めます

ケア方針

入居

QOLと安全を確保し、望む生活に近づけるために

  • これまでの生活を理解します
  • ご本人・家族と相談します
  • チームケアを大切にします
  • 環境づくりを大切にします
在宅
  • ご本人のありのままの生活を大切にします
  • ご本人の生活の自立をお手伝いします
  • ご家族とご本人のいきいきとした、豊かな暮らしを応援します
  • 地域や家庭との結びつきを重視し介護サービスや医療と連携、並びに地域住民との交流に努めます

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