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10月22日 講演会のお知らせ

講演会のお知らせ

いつの間にか秋になり、夜、牧場の静けさの中で虫の音が鳴り響いています。デンマーク牧場・牛舎の改築工事も順調に進んでいます。皆様のお支えを心より感謝いたします。

10月22日(土)、愛農学園農業高等学校の校長・直木葉造さんをお迎えして講演会を開きます。愛農学園とデンマーク牧場にできた農民学校は、同じ1964年に、デンマークなどの北欧の精神に影響されて創立され、それぞれが今日の営みに至っています。共に学び合いたいと願っています。どうぞ皆さんご参集下さい。

日時: 2016年10月22日(土) 午後1時半より4時頃まで

場所: デンマーク牧場 まきばの家  

内容:講演「北欧の使徒ハウゲとグルントヴィー、デンマーク牧場と愛農学園の歩み」    

          ―北欧社会の民主主義・教育・福祉―      

直木 葉造 氏   愛農学園農業高等学校 校長 

【 直木葉造氏のプロフィール 】

1953年8月17日、北海道小樽市に生まれ、キリスト教家庭教育を受け育てられる。名古屋、室蘭、尼崎で過ごし、1969年山形県、基督教独立学園高等学校に入学。恵まれた自然、諸先生・教育環境の中で学問と信仰の真理について学ぶ。1972年以降、東京、盛岡、仙台の大学および大学院で10年間農学部(農芸化学科生化学専攻)にて、学びと研究に従事。1982年4月から、向中野学園高等学校(現在の盛岡スコーレ高校)に理科教員として勤務。1993年4月から北欧ノルウェーに家族を伴い留学。キリスト教フォルケホイスコーレであるサガヴォール・フォルケホイスコーレ(滞在した年が100周年)に2年間滞在。その後、ハーマル近郊の村オッテスタッドの農場を拠点とする国際的なキリスト教伝道奉仕団に半年滞在する。1996年2月に帰国し、盛岡の幼稚園の園長を3年間務め、北海道十勝本別町の拓農集落で1年暮らす。2000年4月から愛農学園農業高等学校に理科・農業の教員として勤務し、現在に至る。

【 講演の内容 

今日の北欧諸国、特にデンマークとノルウェーの社会体制、即ち憲法・民主主義・教育・福祉に関する体制が整えられて行く歴史において、ルターの宗教改革とその後のフィリップ・シュペーナーによるドイツ敬虔主義運動が深い影響を与えた。そして、その中で神は北欧にこの地上における神の国の前進のために二人の特筆されるべき使徒を起こされた。それがハウゲとグルントヴィーである。この二人はデンマークとノルウェーの最も重要な恩人となった。彼らの生涯における働きは、神の御心によりその後北欧社会全体と世界の他のいろいろな国に重要な影響を及ぼすことになる。グルントヴィーについては明治以降の日本においても、内村鑑三はじめ様々な人により紹介されて来たが、ハウゲについてはノルウェーがデンマークより地味な役を世界史的に負う国であったのでほとんど知られてこなかった。今回、ハウゲのことをグルントヴィーと共に皆さんに紹介させて頂く。

この二人の存在が、実は極東日本における袋井デンマーク牧場と三重愛農学園の歩みの源であることをも共に学び、北欧社会の憲法、民主主義・教育・福祉の体制についても共に考えられればと願う。

            JCMA静岡部会長 こひつじ診療所 院長 武井 陽一

                 まきぼの家 こどもの家 施設長 松田 正幸

                      ディアコニア 施設長 船城 秀樹

講演会(PDF)

掲載日:2016年08月30日

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