ホーム >  法人概要  > 理事長ご挨拶

理事長ご挨拶

20周年を迎えて -傷ついた葦を折ることなく-

2003年、社会福祉法人デンマーク牧場福祉会は、特別養護老人ホーム「ディアコニア」の一つの事業から始まりました。社会福祉法人の認可を受け、ディアコニアを建築することは簡単なことではなく、準備委員の方々を中心に多くの方々の熱心な祈りと働きにより、困難を乗り越えて開設されました。ご苦労の末にできた施設では、利用する一人ひとりが大切にされ、良い場所になるようにという願いが込められ、定礎のプレートには、「傷ついた葦を折ることなく」というイザヤ書42章3節の言葉が刻まれています。そして、20年が経過した現在、デンマーク牧場福祉会は、四つの社会福祉事業と二つの公益事業、一つの収益事業を行い、130名余の職員が働く法人へと成長してきました。この20年を振り返るときに、これまでに多くの方々の働き、支援、祈りがあったことを覚え、感謝の思いでいっぱいです。これまで関わっていただいた方々の願いや思いを絶やさないように、事業を継続していきたものだと思います。

事業継続に大切なものは、時代のニーズ・地域の求めに応えることであり、それを支える人、そして人を動かす精神であると考えます。私たちは、キリスト教精神により、「目の前の一人ひとりは、神に愛される人として大切にされるいのちである」を理念として事業を行ってきました。

この2023年4月には地域小規模児童養護施設「そうげんの家」を開設しました。また、今後、児童発達支援センター・児童家庭支援センター等の新規事業にも取り組もうとしていますが、いずれの事業においても、法人の理念である「目の前の一人ひとりは、神に愛される人として大切にされるいのちである」を胸に刻んで、利用者と向き合っていきたいと思います。

 

 

写真:櫻井 隆

社会福祉法人 デンマーク牧場福祉会 理事長
櫻井 隆

 

ページの先頭へ